2013年10月28日月曜日

気になる事

うちのキッチンには、

使い切れずに1ヶ月ほど置き放されたジャガイモがある。

そして、

ひとつ気になる事が...。



いっこうに、芽が出てこない。



ふだんなら1週間もすれば、あのエクボのような窪みから、

ポツリポツリと芽が出てきて、

使い切れなかった自分に、そしてジャガイモの生命力に、

一喜一憂するのが常なのだが。


しかし、あのジャガイモに関しては、

一ヶ月たった今も、

微動だにせず、頑にイカツい姿を保っている。



何かしらの処理を施されてしまったのか。

それとも、意思が強いのだろうか。


何れにしても、気になる。

2013年10月24日木曜日

退屈丼

なにかこぅ、

ふわふわっとして、ひらりひらりと、

つかみかけたところで、するっと逃げられてしまう。


喜怒哀楽。

すべて承知の、

喜怒哀楽。


さぁて、今日はゆっくりと湯船につかりながら、

将来の事を考えながら、

明日の事を考えながら、

今夜の寝る姿勢に着いて考えよう。

今夜は中華だったから、右向きかな。


最近は布団が僕を羽交い締めにするので、

僕は起き上がる事が出来ず、

30秒経つと、一本負け。


あぁ、

ちょっとつかみかけてきたぞ。

精神を脅かすものの正体が...

2013年10月21日月曜日

池袋演芸場

3年ぶりに "寄席" を見に行った。

非常に退屈であった。

すべてが、とは言わないが、

バイオリン漫談、漫才、奇術などは、

エンターテインメントとしてのレベルが低すぎである。

駒まわしに至っては、傲慢さを感じ腹立たしいくらいであった。

怠慢、マンネリ、奢り。

“笑わせる” ための努力や、自分なりの工夫を一切感じられない上に、

「今日のお客様は、随分とおとなしいようで...」

などと、盛り上がらない事をお客の性質のせいにするなんて、

がっかりだ。

しかもそれは、寄席の演者全体にそういった風潮があるように感じた。


今回がたまたまであることを願っているが、

残念ながら、このままでは廃れていってしまうと思う。


出来るだけ、応援はしたい。








2013年10月15日火曜日

GENKOTSU

うちの庭...といっても、

よくあるアパートの、洗濯を干す為のスペースなのだが、

さっきタバコを吸っていると、

ゲンコツ程の大きさのカエルが居る事に気づいた。


雨の中、微動だにしないカエル。


僕はそのカエルを、ゲンコツと呼ぶ事にした。


いったい、何を考えているのだろう...


1時間程して、またタバコを吸いにいくと、

ゲンコツはまだ同じ場所に居る。

ただ、

向いている方向が、若干変わっていた。


なぜ向きを変えたのだろう...


あれからさらに一時間が経つ。

また扉をひらいたら、まだヤツはいるのだろうか。


まぁ、どちらでも良いのだが、ひとつ気になる事があるとすれば、

タバコを吸う度に、僕は僕なりの殺気を彼に送っているのに、

まったく反応してくれない。


もしかしたらゲンコツは、酷く悩んでいるのかもしれない。


僕も忙しいから、今は相談に乗ってあげられないけど、


おやすみ、ゲンコツ。

風邪引くなよ。